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4月14日   相談ラボ・相談例(2)

(相談者質問)

近くの病院で心臓カテーテル検査を受けたら冠動脈の二股に

分かれたところに狭いところがあるので、治療が必要だと言われ

ました。ただカテーテルの治療はかえって危険かも知れない、

手術の方がいいのではないか、と言うことで、相談しましょう

と言われています。

手術はどうしても受けたくないのでどうしたらいいでしょうか。

 

 

(回答)            回答者:南渕 明宏

手術はどうして受けたくない、というのは『何とかカテーテル

検査でしのぎたい』というお気持ちだと思います。

つまり『上手な循環器内科の医師なら難しい病変でもスイスイ

治療できるのではないか』とお考えのようですが、そんなことは

ありません。

現在、カテーテルによる治療は夥しい経験の末、左冠動脈が二股

に分かれている部分などではカテーテル治療は当日は切り抜けられ

ても、その後再発と言うさらに厳しい病変になって治療が難しく

なることが知られていて、何でもかんでもカテーテルで治療する

循環器内科医は批判を避けられないでしょう。

それと、手術は最後の手段、できる限りカテーテルで時間を

稼いで、どうしようもなくなったら手術でもしようがない、とも

お考えかも知れませんが、それも間違いです。それは問題を

先延ばししてどんどん状況を不利にしているだけです。

冠動脈のバイパス手術が安全で確実で、一度手術を受けてしまえば

それで問題は100%解決する、という場合もあります。

カテーテル治療をすればするほど冠動脈全体にキズが付いて動脈

硬化が進んだり冠動脈の壁が先端の方まで分厚くなったりして、

手術がやりにくくなります。あるいは、手術の効果が長続きしない

ことになります。つまり大切な冠動脈の寿命を短くしてしまう

ことになるのです。

もちろん、カテーテル治療に適した病変もあります。何もしないで

スタチンという薬剤を飲み続け冠動脈の病気が進まないように

管理する、という方法もあります。

闇雲に手術を忌避するのではなく、安全で確実な方法とは何か、

をよく考えて勇気を持って一歩踏み出して下さい。

 

野球の試合に例えれば、15点も取られて、9回に「ピッチャー

代わってよ。がんばって勝ってね」などと頼まれるような

バイパス手術の依頼をこれまで何度も受けてきたので

こんなことを言うのです。

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