九州に住む娘さんからの電話。92歳の母親が高齢を理由に、現地の病院で心臓手術を
断られた。聞けば10年前にすでに高齢と断られ、以来、心不全で入退院を繰り返し、
最近は頻回になり、このままでは数日しか持たないという状況での相談だった。
「何もしないで親の苦しむ姿を見たくない」との娘さんの強い思いを
受け、手術は可能と判断し新幹線での移動を覚悟した。
入院中の病院の全スタッフ、周囲の大反対を受けながら、勇気ある娘さんの行動に押された。
6時間の新幹線での移動。携帯酸素ぼボンベで酸素を吸いながら、背中にリュックを背負い、車椅子を押す娘さんの姿。
駅まで救急車で迎え、無事到着できたことに手を取り喜び。
2日後には手術を終え、手術後3週間後には元気に退院。
今では、以前と同じく元気すぎて畑仕事をしているとの連絡を受けた。