台風のさなか、映画を観てきました。
まず「青空エール」。
素晴らしい映画でした。
若い世代の人がこういう映画を観ているのか、
と思うと、これからの日本に期待が持てます。
まずはマンガで支持され、映画化された、ということです。
その点、「ちはやぶる」と同じですね。
名言がありました。
「近道はあるけど、近道って『楽な道』ってことじゃないのよ」
山形の高校でブラバンをやっていて卒業して先生になって
北海道の高校の吹奏楽の顧問になった人のセリフです。
最後のセリフが素晴らしかったです。
「ずうっと憧れてきた青空は、もっと青く、高いものだった」
正当スポ根ドラマ、とも言えます。
次は「シン・ゴジラ」
これまた世紀の名作です。
よくぞこんな映画を作ったものです。
ゴジラは明らかに今の日本の問題、「何か」を象徴として
顕わしたものです。
わかりやすく言えば、現代風に作った大魔神をゴジラにした、
という映画と言えるでしょうか。
「属国」「傀儡」
永続占領支配された日本の実情を官僚の日常会話で辛辣に
表現しています。
愚鈍にしか見えない政治家が実は遠謀深慮の傑物。
制度、会議、省庁の壁、etc.
なんとリアルな映画でしょう。
「この国はまだまだやれる!」
この言葉が印象的です。
全くその通りだと思います。
勤勉で誠実、謙虚でがまん強い。
すばらしい国民です。
ただ、この映画が今の一般日本社会にどう受け入れられたのか?
「青空エール」と「シン・ゴジラ」を観てこの国の将来が
楽しみになりました。
ぜひ観ましょう!