世の中、下部構造の醸成にどんどん進んでいるように思えます。
下部構造とは権力構造の基盤をなす部分の人たちです。
無産階級とでもいいましょうか、収入が少なく希望に乏しい、
労働を提供して販売することで賃金を得る「社会の道具」という位置付けです。
あるいは今の時代では徴税で搾り取られることでこの人間社会に存在意義が認められる層、とも言えるでしょう。
政権与党が定義するところのいわゆるB層です。
「拠らしむべし!知らしむべからず!」
何も教えず、何も考えさせず、幼稚なデマゴーグで思い通りに幻想や妄想を信じこませ、
調剤や徴兵、侵略戦争や毀民政策にも大いに利用する。
そういった衆愚政治に必要欠くべからざる人たちのことです。
肝心なことを絶対に考えさせない!とにかく権力者の思うがまま。
かつてはそういった下部構造は労働力という位置付けが中心でしたが、
現代社会のB層というか下部構造は徴税、ふつ税の仕組みが確立している社会ではむしろ消費者としての利用度を重視した
徴税ー福祉・補助金のサイクルを担うシステムが拡充されようとしている、と言われています。
貧乏人をいかに騙して働かせるか、という点ではマルクスの時代と同じ、と言えます。