今日は何の日?と聞かれて最近の若者は
「5月3日だからゴミの日」
と答えるのだそうですが、そういうことになっている、という
メディアの刷り込みのような気もしますが
まあそれはそれで為政者にとっては都合のいいこと。
国威発揚、隣国蔑視、単純な原資資本の蓄積、まともなことは
何も言えない社会。
そうかなるほど!街をゆく若者達はそれを承知で
「ええっと、5月3日は、うーん、パンダの日?」
と必ずわざとぼけているのです。
映画『小さな本泥棒』をwowowで観ました。
1940年前後のドイツの街、シュトゥットガルツでの話です。
友人がユダヤ人だとして連行されるのを見て、ペンキ職人のハンスは
官憲に抗議します。
すると名前を聞かれ、答えてしまうのです。
ハンスはその後何かとんでもないことが起こるだろう、と恐怖に
おののきます。
権力に逆らったなら、何をされるかわからない。これが社会の常識です。
特にメチャメチャな権力ならなおのこと、でっち上げの罪状を
突きつけられ逮捕、監禁、拷問、獄死。
そんな時代が日本にもあったようですが、今の世の中も同じように
なっているのかも知れません。
そんな事態に若者達は気がついているのでしょう。
社会では透明であること。これが彼らにとって、この社会で生きていく
最低限度のルールなのです。
無知、無関心、無能を装うこと、が鉄則なのです。
大した民主主義です。